幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

「いや〜、月ちゃんが無事でホントよかった。この人たちこのままほっといてもいいけど、一応救急車呼んどく?」

「そ、そうしよう。助けに来てくれて、本当にありがとう……!」

頭を下げると、燈くんは「当然」と優しく笑って、病院へ電話しに行った。

わたしは近くにいる凪翔兄の服のそでを、ちょんと引っ張る。

さっきから座り込んで黙ってるけど、どうしたんだろう……?


「凪翔兄、助けに来てくれてありがとう。どうかした……」

言葉が、途中で切れた。