幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

つれてこられたのは、川の近くの建物だった。

結構ボロボロな、暗い建物。雨漏りもしていて、なんか……家というより、大きい倉庫みたいな。


海津さんはシャッターをあげると、中へ入っていく。

手を繋がれている……というよりは掴まれてるわたしは、そのまま入るしかなかった。


「そこらへん座っていーよ。ここね、俺たちの溜まり場なの」


笑っている海津さんが、今ではすごく怖い。

わたしはやっと手を離されて、警戒しながら海津さんたちを見る。