幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

「……月はかわいいから、こういうことまたあると思う。そういう時は、俺を呼んで」


か、かわいいっ……?

不思議に思ったけど、あまりにも凪翔兄が真剣な顔で言うので、突っ込むのはやめといた。

そのかわり、頷く。

「わ、わかった」

「絶対に、どんな時でも行くから。約束」

凪翔兄は、わたしへ小指を差し出す。

わたしも、その小指に自分の小指を絡めた。