幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

凪翔兄が寝っ転がってるソファの隙間に、座る。

そして、ゲーム機へと手を伸ばす……と。


「凪翔兄?」


凪翔兄に、手を触れられた。

ひんやりとしている。凪翔兄、長くクーラーに当たってたのかな。


「……月、顔赤いよ。だいじょーぶ?」