幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

「ただ?」

きょとんと見つめると、凪翔兄は言いずらそうにしながらも口を開いた。


「……無防備すぎて、心配になっただけ」


むぼうび……?

「なんのこと……?」

「鈍感すぎ。……他の男と、こんな簡単に寝るなよってこと」

えっ……あ、この状況のことっ!?