幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

「おやすみ、凪翔兄っ」

「……おやすみ」

凪翔兄は、なぜか居心地が悪そう。

夜に弱いわけじゃないと思うんだけどな……?

ずっと視線をそらされてる凪翔兄を見て、ハッとなった。


もしかして、朝避けちゃったこと、実はまだ怒ってるとかっ……?

ゆ、許してもらったはずだけど……。