「いぇーい、やったぁ! 星さん、ありがとう!」

にっと笑いながらちょうどリビングに入ってきた月を見る。

月は、こっちを見て目を瞬いていた。


ふふっ、その顔もかわいい。

微笑むと、月はバッと視線を逸らし、自分の部屋へ駆けていってしまった。