大神様は白様と杏の様子を見ていたが、少しして声をだした。
「白よ、お前の気持ちに嘘はないのじゃな。」
「はい、父上、私は杏を絶対に守り幸せにしてやりたいのです。」
頷いた大神様は杏の方を見た。
「杏、そなたも白の嫁に来てくれる覚悟はできているのかな。」
「はい、私は…守られるだけではなく、白様を幸せにしたいです。何もできませんがお役に立ちたいと思っています。」
大神様は笑顔で頷いた。
「これは頼もしい嫁を白は選んだな、まだまだ道は険しいかも知れないが、二人で力を合わせて頑張りなさい。」
大神様とお母様はゆっくりと立ち上がると部屋から庭へと出た。
そして天から二人に眩しい光が降りて来ると、二人は金と銀に輝く龍になったのだ。
「今度は二人で本家に遊びに来るかよい。」
金と銀の龍は言葉を言いきると同時に空へと舞い上がった。



