庭にペタンと座り込んでいる杏を見た女性達が急ぎ杏に駆け寄って来た。
女性たちは青龍神様に下がっていろと言われていたようでその場を離れていたのだった。
「杏様、どうなさいましたか?…大丈夫ですか。」
「大丈夫です。ちょっと力が抜けてしまっただけです。」
するともう一人の女性が杏を心配そうな目で見た。
「先程、青龍神様が厳しい表情でお帰りになったようですが…もしや青龍神様に何か言われたのですか?」
「いいえ、何でもありません。大丈夫です。」
杏は事を大きくしたくなかったのだ。
白様に心配もかけたくない。
杏は女性達に笑顔を見せた。
「さぁ、庭の掃除を終らせましょう。」
明るく気丈に振舞う杏に女性たちは心配そうな表情をするのだった。



