こんにちは、早乙女有栖です。

貴重なスペースでもあるのでざーっと表紙コメントの内容の深掘りとして本作品を紹介させていただきま

す。

本作「愛したきみは偽物ー許されることー」はテーマを二つ持っています。

ひとつ目のテーマは

「生殖が不必要とされ倫理が消えかけた世界での恋」
                        
                        です。

このテーマはSFみたいだとかそういうことを無視して、また生殖がなくなったとして性が不必要となった

としても「恋愛」や「愛」は存在できるということを願ってつけました。

二つ目のテーマは
「倫理を無視した命の造成は許されるのか」
                   
                   です。

このテーマはSFみたいに「性」がなくても新しい命ができるようになったとしてその技術が安全だとして

人間がずっと受け継いできた生殖を無視して人口的に全て人口的なもので命を作ることは許されるのか、

またそうして生まれた命は差別を受けることが本当にないのかをしっかり考え「周囲はやってる」と流さ

れることがないことを願ってつけられました。

本作品の舞台はiPS細胞からでき人口子宮から産まれる命がほとんどになった2300年の世界です。

主人公はこの舞台の背景としては珍しい母親から産まれた子供です。母親に二宮桜華と名付けられたことを

誇りに思っています。

桜華は高校に入学してクールじゃないけれど少し冷たいひとつ年上の先輩・春日純を知ります。

二人はどんどん親しくなっていって桜華は少し表情がない純に惹かれて行きます。

けれど告白しようと思った日の待ち合わせで純に純は障害や感じ方がおかしかったり間違っていたりする

「ミス」を持っていて「ミス」の内容は「感情を感じにくい」ことだと知る。純にはそもそもまだ恋愛感

情がないことを知り、桜華はショックを受ける。けれど悩み悩んで相談した姉・成果に「それは気持ちを

伝えていくことで克服できるんだよ」と言われる。

けれど桜華は純に「機械らしさ」を感じてしまう。それは一体何故なのか。

という話です。

また、野いちごで解説や予告、番外編がのる「愛したきみは偽物ー許されることー解説・番外編version

」を公開しています。

本編完結までは予告を時々発表するだけですがカレンダーに更新を記載するのでぜひ覗いてください。

「愛したきみは偽物ー許されることー解説・番外編version」

URL:https://www.no-ichigo.jp/book/n1761018

ぜひ、最後まで読んでください!

2025年9月15日      早乙女有栖