「明治大正ロマンス ~知らない間に旦那様が変わっていました~」

「お前でさえ持て余しているのに。

 そんな達人みたいな女がやってきたら、どうしたらいいのか、よりわからなくなるだろうが。

 ――わからないもの同士、二人で頑張って、少しずつ進んでいこうじゃないか」

 はあ、と言う珠子は、

 でも、我々、別にずっと一緒にはいませんけどね、という顔をしていた。