「いや、来たはいいが、遅い時間なんで。
顔は見ずに帰ろうかなと」
「僕もだ」
そう言い合ったあと、二人で、ぼんやり、灯りのついていない古書店を見つめた。
だが、そのとき、
きゃああああああっ、
と絹を裂くような男の悲鳴が古書店の奥の方で上がる。
顔は見ずに帰ろうかなと」
「僕もだ」
そう言い合ったあと、二人で、ぼんやり、灯りのついていない古書店を見つめた。
だが、そのとき、
きゃああああああっ、
と絹を裂くような男の悲鳴が古書店の奥の方で上がる。



