「明治大正ロマンス ~知らない間に旦那様が変わっていました~」

 夜逃げのことかな、と思ったが。

「そんな立派な男性二人に求婚されるとかっ」

「そうですわっ。
 私なら選べませんわ!」

 ああ、そういう大変……。

 いや、誰にも求婚とかされてないんですけど、と思ったとき、ちょうど晃太郎が可愛らしい小さな女の子をエスコートし、会場に現れた。