「明治大正ロマンス ~知らない間に旦那様が変わっていました~」

「晃太郎様、私は大丈夫です。
 お気をつけて」

 ご無理されませんように、と疲れている晃太郎を心配しながら、珠子は見送った。

 晃太郎は高平に急かされながらも、何度も振り返り、停車場を出ていった。