「明治大正ロマンス ~知らない間に旦那様が変わっていました~」

 十月と言わず、早く寝台車が連結されないかなと語りながら、三人は眠った。

 晃太郎は、一等車だから大丈夫だとは思うが、珠子と中山翁を守らねば、と身構え。

 中山翁はこの若い二人を守らねば、と身構え。

 珠子は、私がこの二人の盾にならねばっ、と身構えながら――。