翌日は雲一つ無い、晴天となりました。

「こんな日に外で体育とか殺しに来てるなあ。誰か倒れでもしないと分かんないのかなー」

 モモカちゃん、手でひさしを作って太陽を睨んでます。

 カッコカワイイ! めっちゃ絵になる!!

「ほんと今日はヤバいねぇ。あっちいこ、日陰。ちょっとくらい人数減っても分かんないでしょ」

 ミドリちゃんの誘いに、それいいね! と付いていく私。

「んー、まあ休憩って事で。あくまで休憩ね」

 変なところで真面目なモモカちゃんは、自分に言い訳しながらついてきました。


 あ、そうそう。ミドリちゃんとモモカちゃん、そして私スミレは、2年C組で同じクラスなのです。

 ざっとまとめると、こんな感じ。

2年生【現在】
◇A組……アカネちゃん、アオイちゃん
◇C組……ミドリちゃん、モモカちゃん、私

1年生【去年】
◇A組……アカネちゃん、アオイちゃん、ミドリちゃん、私
◇違う高校……モモカちゃん

 モモカちゃんは、2年生になる時に隣県から引っ越してきたのです。

 仲良し4人組だった私たちのグループに、ミドリちゃんがモモカちゃんを誘って、今の5人組に。

 確かこの時かな……?

 『みんな名前に色が入ってるじゃん! 私たち、カラーズって名前にしない?』

 そうアカネちゃんが言ったのは。