「……あの! 表向きはマネージャーということにさせてもらってもいいんですけど……陰で皆さんの護衛をさせてもらってもいいですか?」
「護衛?」
「はい! またこういうことがあった時には、わたしが皆さんのことを、陰ながらお守りします!」
meteor(メテオ)の三人は、きょとんとした顔で目を丸くしていたけど、わたしの提案にうなずいてくれた。
「それじゃあ、表向きはマネージャーで、裏では護衛をしてもらうってことでいいのかな? これからよろしくね」
「はい! よろしくお願いします!」
「でも、紗南ちゃんは女の子なんやから、無茶はしちゃだめやで?」
「は、はい! でもわたし、こう見えてもけっこう強いので!」
「えー、紗南ちゃんってば頼もしい~。でも、星穏の言う通り、可愛い顔に傷が残っちゃうような無茶はしちゃだめだからね? おれたちに出来ることがあるなら、いつでも言って?」
「うん、そうだね。紗南ちゃんが俺たちのことを守ってくれるって言うなら、俺たちも俺たちの出来る限りで、紗南ちゃんのことを守るから」
星穏さんに、有栖さん、潤さん。
三人に顔を近づけられて、“守る”なんて心配してくれるようなことを言われちゃえば、自然と顔が熱くなってくる。
嬉しいけど、そんなこと言われ慣れてないから、すっごく恥ずかしいよ……!



