「まぁマネージャーいうても、おれらもまだ本格的に芸能活動を始めてるわけやないからな。配信の撮影とか手伝いをしてもろたり、パフォーマンスを見て意見を出してもらうとか……そんな感じになるんかな?」
「そうだね。あとは時々学園外での仕事もあるから、もしかしたら少しお手伝いしてもらうこともあるかもしれないけど、そんなに難しいことは頼まないから大丈夫だよ」
星穏さんと元宮さんが分かりやすく説明してくれる。
……まあ、それくらいならわたしにもできるのかな?
「ただ、ファンの女の子たちからやっかみなんかは受けやすくなっちゃうかもしれないかな」
元宮さんが、困った顔でそう言った。
確かにファンの子たちからしてみたら、転校してきたわたしが突然meteor(メテオ)のマネージャーなんてしていたら、何でって思うよね。
でもね、ファンの子たちに呼び出されたり、意地悪をされちゃったりとか……そういうことに関しては、別に心配はしてないんだ。
こう見えてもわたし、けっこう強いし。簡単には負けない自信があるからね。
だけどわたしが不安そうにしていると思ったのか、星穏さんがソファの隣に移動してきた。



