覚悟を決めた夏、あの空の向こうに



『賢斗くんと一緒に見るんでしょ?』


「はぁ?」


 私は思わず、声が裏返ってしまう。



『ウエディングドレス用意しといたほうがいいのかな』

『お姉ちゃんと賢斗くんはお似合いだから、妹の私は大賛成だからね』

『応援してるよ』



 などと打ち込まれた画面を、真央が私に見せてくるじゃありませんか。


「なんで!賢斗くんと私が、そうなるのよっ!」


 私は恥ずかしくて、顔を真っ赤にしながら真央に言う。


『だって、幼なじみだし、お姉ちゃんのほうが積極的だったじゃないのさ』


 と画面に文字を打ち込んで真央が見せてくるけど、なんのことだかさっぱりわからない。


『花火大会なんて、最高のシチュだね』



 などと書いて見せてくる真央が、不適の笑みを浮かべてる。