私は、覚悟を決めた…… この夏、東京を出て小笠原諸島の父島へ旅立つ 船旅をするのは初めての経験で、ちょっと怖い気もする でも、この思いは誰にも止められない！ 七年の月日が流れてしまったけど 離れて暮らす妹への思いは増すばかり 妹に会いたい気持ちが、私の心を突き動かす…… そして私は、旅に出ることを決めた…… ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ 倉橋美央 （くらはし みお） 中学一年生 ◇　　◇　　◇　　◇　　◇　　◇　 「美央、元気にしてたか？」 「うそっ！賢斗くんなのっ！」 幼なじみで同じ歳の男の子 小麦色に日焼けした肌と、カッコよく成長した姿を目にする私 ひさしぶりの再会に、幼少のころ好きだった気持ちが…… 「誰か……助けて……」 「美央！だいじょうぶだ、すぐに行くっ！」 薄暗い海の中で手を伸ばし、海面の光を見つめる私 絶望的な状況の中で、遠のいてく意識 その時、必死に手を差し伸べる彼の姿が…… たくさんの思い出がある、あの島へ…… 覚悟を決めた夏、あの空の向こうに　 表紙　フリー画像

「接待なんて、うんざり････」 ОLの私は、休日返上で会社の取引先の相手をしていた でも、そこで予想外の出来事が起きてしまう 「お医者さまはいませんか！ 誰か、この人を助けて！」 意識が無く、床に倒れたままの取引相手 私は大きな声で叫ぶだけで、何もできない････ 「A E Dをつかう、はなれてろ！」 私の声を聞きつけ、姿を見せた男性が応急処置をする 手際よく心肺蘇生を始めたおかげで、取引先の人は九死に一生を得た 私の瞳に映る彼はヒーローで ドクターヘリに乗る救急医 凛々しく顔を引き締める彼のことを 私はいつの間にか、好きになっていた･････ ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ 高梨 真理 27歳 商社ОＬ × 氏家 洋介 30歳 救急医 ◇　　◇　　◇　　◇　　◇　　◇ 「ごめんなさい、私････」 「なにも話すな！ 俺が必ず助けてみせる！」 耳を突くようなカン高いエンジン音 空気を切り裂きながら高速で回転するローター 小刻みに揺れるドクターヘリの中は緊迫した状況 苦痛で顔を歪める私を必死に治療しながら フライトドクターの彼が力強く声をかけていた････ 最前線の救命医療で奮闘する彼を見つめながら かなわない一方的な片思いだと、私は信じて疑わなかった 二人の恋の結末に、奇跡が･････ 優秀賞を頂きました 読者様、編集部様、ありがとうございます 表紙 フリー画像 第5回「職業ヒーロー」短編小説コンテスト 事件事故は架空の設定でフィクションです よろしくお願いします

内気で目立つことが嫌いな女子高生 高校へ入学してすぐ、不良男子に地味子と呼ばれても 怖くて顔を下に向けたまま何も言い返せない 入学式から隣は空席のままだったけど 一週間が過ぎた朝、隣に座った男子生徒が声をかけてきた 「よっ、姫乃ひさしぶりだな」 「奈緒くん、なの････」 小学生の時に、彼は転校して私と離れ離れになってしまう 大好きだった幼なじみが、イケメン男子になって姿を見せ 成り行きから私の家で同居をすることに･･･ でも、私が知らない中学生だったころの幼なじみには 秘密の過去があった･････ ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ 龍堂 姫乃 (りゅうどう ひめの） × 蜂屋 奈緒 (はちや なお） ◇　　◇　　◇　　◇　　◇ 「てめぇ、総長だったらしいじゃね～か」 「過去の話だ、お前には関係ないだろうがっ！」 同じクラスにいる地元暴走族の総長が、奈緒に勝負を挑む 黙って見過ごせない姫乃、だけど自分は内気な地味子 三つ編みに結ぶ黒髪を解き、長い髪をサイドテールに結んで決意する 「お姉ちゃん、私に力を下さい････」 大勢の暴走族を目の前に、一歩も引かない奈緒 幼なじみを救うため集団の中に割って入る姫乃の体は、恐怖で震えが止まらない その時、爆音が鳴り響いて奇跡が起きた･････ ひさしぶりに再会した幼なじみと 内気で地味子な姫乃の、恋の結末は･････ 優秀賞を頂きました ｢ツイ題｣で沢山の事を学ばせて頂いたお陰です ありがとうございました 表紙 フリー画像 第4回｢暴走族｣胸キュンSSコンテスト よろしくお願いします Ｍ.Ｍ様 感想を頂き心から感謝しています 　　

私は、両親と同じ年の先生が大好き 高校生の私を、先生は大人の女性として接してくれる 笑顔で見つめられると、私の胸が熱くなってしまう 「先生、迷惑でしょうか」 「美優くん、キミはいつも僕を困らせる」 背伸びをして積極的な行動に出ても、先生は･･････ 一つ年下の男子と同居する私 君のほうが年下なのに、私のことを馴れ馴れしく名前で呼んでくる 好きな気持ちを、私が胸の中に押し留めてるとも知らないで･････ 君とは、目の前に越えられない壁があるんだよ 報われない気持ちを満たすように、私は先生と･･････ ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ 矢島 美優 おとなしそうな外見とは正反対 積極的で気が強い 高校生から大学生18/22歳 ◇　　◇　　◇　　◇　　◇　　◇ 高校を卒業後 私は離れた町で一人暮らしをしながら、女子大生として生活してる 地元へ戻ってくることになったのは、理由があった･････ 「先生」 「美優くん、大人になったね」 先生との再会 両親、弟、幼なじみ、複雑な人間関係の狭間で揺れる恋心 月明かりが差し込む部屋で過ごした夜、先生との思い出を胸に 美優は覚悟を決める･･････ 表紙 フリー画像 第３回 短編コンテスト よろしくお願いします

結婚を目前に控えたアラサーОＬの私 会社の多忙な業務に追われながら セクハラ上司も可憐に受け流し 日々の仕事にも前向きに取り組んでいた 「今度の企画、評判いいって聞いたぜ！ おめでとう！」 「そう言ってもらえると、私もうれしいな」 部署は違うけど、社内に素敵な婚約者もいる 同期入社で歳も同じ、仕事の愚痴も黙って聞いてくれた いつも優しく励ましてくれる彼と、一緒に人生を･････ でも、ある出来事がきっかけになって 私の運命の歯車が、大きく変わっていくことになる･･････ ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ 渋矢 朱美 アラサーОＬ 30歳 恋も仕事も一生懸命な頑張り屋さん ◇　　◇　　◇　　◇　　◇　　◇　　◇ 「アナタの隣に立ってる、女の人って･････」 婚約者の隣にいる、若くて美人な女性 私が見てる前で、まさか･････ 放心状態で涙目の私は、その場に座り込んでしまう そして、すべてを聞いてしまった 恋も仕事も一生懸命に頑張るアラサーОL 朱美の恋の結末は･･････ さとみっち様 エステル★様 素敵なレビュー&感想を頂き、ありがとうございます 感謝感謝でございます 表紙 フリー画像 第2回短編コンテスト よろしくお願いします