覚悟を決めた夏、あの空の向こうに



「あらあら、真央さん。脇じゃなくて、肩たたきをしてほしいのですけど」


『なによ居候!食事の用意もしないで食べてばかり大食らい!』


 真央も負けずに、タブレットの画面に高速で文字を打ち込んで対抗してる。


「そうだ、美央さんが家に五泊もしていくんだから、今夜はお祭りよね」


 律子さんは私の顔を見ながら、ニヤリと微笑んで言ってきた。


「フェリーが出航していったので五泊かな?、そういうことになります……」


 もうしわけない感じで私が話すと、律子さんは次に妹の真央を見つめながら笑みを浮かべて話し始める。


「今夜は真央ちゃん特性の小笠原シーフードカレーにしましょう! パーティーパティーいえ~ぃ!」


 その言葉を聞いた真央は、顔を引き吊らせながら渋い表情で首を縦に振ってうなずいてた。

 明るい性格の律子さんと一緒に過ごして、何だか楽しそう。


 でも、真央は顔の表情がクールなので喜怒哀楽が分かりづらい。

 家庭内の環境が妹を苦しいめて、言葉を失ったわけではなさそう。



 お母さんと離ればなれになってしまったのが原因かな?



 疑問に思うことはたくさんあるけど、いったいどうして……