「ご飯はさ、俺も手伝うというかやるから、でも基本できないから怜花ちゃん主導で作ってもらえると嬉しいんだけど、それは可能なの?」
「…私は着替え以外に調理器具も持参する…んですか?」
「いやいや!買います!」
「…自炊しないのに?」
怜花が少し睨むと、二階堂ははぁと息を吐いた。
「…継続して使わないかもしれないけど、でも意外とハマるかもしんないし。何があればいいかな?」
「何が食べたいかに合わせましょう。何が食べたいですか?」
「ん-…店で食べれない感じのものがいいな。」
「大体のものは店で食べれるんですよね。」
「いやいや、そんなことないよ。たとえばさ、カレーを食べれる店はあるけど、好きな具が多いとかはできなくない?そういうのがいいな。あ、カレーがいい。具沢山カレー。」
「カレー…具沢山っていうのはいいですね。何入れますか?」
「うーん…そうだなぁ…何が合うんだろう?」
「カレー味になっちゃえば何でも合いますよ。好きな野菜は?」
こうして顔を合わせれば、こうやって他愛もないことで会話が進む。これが妙に心地よくて、気が抜ける。『泊まる』ことに対する不安はなくなったわけではない。しかし、二階堂が楽しそうで笑っているから、それに感化されて怜花もつい笑ってしまうのだ。そしてそんな怜花と目が合うと、二階堂の目はもっと優しくなる。それがたった数週間でわかってしまった。
「野菜の好き嫌い、あんまないんだよ。香りが強すぎるものとかは苦手だけど。あ、かぼちゃはどう?」
「かぼちゃ、確かに秋ですしいいかもしれないですね。じゃがいもの代わりでいいのかな…?じゃがいもとかぼちゃがどっちもあったら、それだけでお腹いっぱいになりそう…。」
「そうだね。あとはなんだろう。っていうか、具材は一緒に買うから当日でいいって。問題は俺が何を用意したらいいかってことじゃない?」
最後のハンバーグを口にして、二階堂はそれをごくんと飲み込んだ。
「…そうでしたね。フライパンもない家…。」
「フライパンがいるの?鍋じゃなくて?」
「大きくて底が深いタイプのフライパンならいけるかもしれません。大きい鍋が必要な料理を二階堂さんがやるとは思えないので、大きめのフライパンにしましょう。」
「それってどれ?」
二階堂はスマートフォンで検索を始めたようだった。おそらく『フライパン』で検索したら、とてつもない数の検索結果となるだろう。
「…私は着替え以外に調理器具も持参する…んですか?」
「いやいや!買います!」
「…自炊しないのに?」
怜花が少し睨むと、二階堂ははぁと息を吐いた。
「…継続して使わないかもしれないけど、でも意外とハマるかもしんないし。何があればいいかな?」
「何が食べたいかに合わせましょう。何が食べたいですか?」
「ん-…店で食べれない感じのものがいいな。」
「大体のものは店で食べれるんですよね。」
「いやいや、そんなことないよ。たとえばさ、カレーを食べれる店はあるけど、好きな具が多いとかはできなくない?そういうのがいいな。あ、カレーがいい。具沢山カレー。」
「カレー…具沢山っていうのはいいですね。何入れますか?」
「うーん…そうだなぁ…何が合うんだろう?」
「カレー味になっちゃえば何でも合いますよ。好きな野菜は?」
こうして顔を合わせれば、こうやって他愛もないことで会話が進む。これが妙に心地よくて、気が抜ける。『泊まる』ことに対する不安はなくなったわけではない。しかし、二階堂が楽しそうで笑っているから、それに感化されて怜花もつい笑ってしまうのだ。そしてそんな怜花と目が合うと、二階堂の目はもっと優しくなる。それがたった数週間でわかってしまった。
「野菜の好き嫌い、あんまないんだよ。香りが強すぎるものとかは苦手だけど。あ、かぼちゃはどう?」
「かぼちゃ、確かに秋ですしいいかもしれないですね。じゃがいもの代わりでいいのかな…?じゃがいもとかぼちゃがどっちもあったら、それだけでお腹いっぱいになりそう…。」
「そうだね。あとはなんだろう。っていうか、具材は一緒に買うから当日でいいって。問題は俺が何を用意したらいいかってことじゃない?」
最後のハンバーグを口にして、二階堂はそれをごくんと飲み込んだ。
「…そうでしたね。フライパンもない家…。」
「フライパンがいるの?鍋じゃなくて?」
「大きくて底が深いタイプのフライパンならいけるかもしれません。大きい鍋が必要な料理を二階堂さんがやるとは思えないので、大きめのフライパンにしましょう。」
「それってどれ?」
二階堂はスマートフォンで検索を始めたようだった。おそらく『フライパン』で検索したら、とてつもない数の検索結果となるだろう。



