怜花の手に触れる律の手が、少しだけ強く怜花の手を握った。
「もっと、何?」
律の声が静かな部屋の空気を震わせた。怜花は恥ずかしさと、上がってきた心拍のせいで律の目が見れなくなってしまった。律の胸元あたりに視線を彷徨わせながら、言葉を選ぶ。
「…もっと上手に、甘えてみたいっていう気持ちがあったり、とか。」
「うん。」
「もっと律のこと、甘やかしてあげたいなとか。」
「うん。」
「…ぎゅってしてる時間、もっと長くしてほしいときが、あって。」
「はぁー…そういうの早く言って~!そんなこと言うとずっと出してあげないから。」
「わぁっ…!」
律の手が怜花の手を引く。そのままぽすんと律の胸に抱き留められると、温かい腕が背中に回った。
「…怜花、俺の首に腕回して?」
「…うん?」
緩く抱きしめられているため、手の自由がきいた。いつもなら背中に回す手を、言われた通りに首に回す。すると、律の片腕が怜花の膝の下に回り、ふわっと体が浮いた。
「へっ?わっ…何…!?」
「ベッドいちゃいちゃタイムに変更します。さっきから可愛さの暴力受けててもうなんも考えられないから、強制連行します。」
「あ、歩ける歩ける!」
「だめ。だってぎゅってしてる時間、もっと長い方がいいんでしょ?ほら、ぎゅってして。」
「い、今じゃなくてその、そういうことを思う時があるっていう話で…!」
「でも今言ったんだから、今そうしたいってことになるからね。…いいからくっついててよ。すぐだし。」
「…わ、わかった。」
怜花はそのまま、律の胸元に顔を寄せた。ものの数十歩で寝室にたどり着く。まるでお姫様にでもなったかのように優しく下ろされると、律は怜花の隣に座った。
「り、律…?」
「怜花のもっとは大歓迎。俺ももっとを解禁します!ってことでハグー!」
「ちょっ…?」
抱きしめられた勢いが強すぎてそのままベッドに倒れこむ。怜花のことを片腕で抱き留めつつ、布団を上げてぐいぐい中に入り、いつもの定位置まできた。すると律が両腕を回してぎゅっと抱きしめる。
「…もっとの続きは?」
「な、ない!」
「本当に?俺はまだまだあるんだけど。」
「い、一気にいっぱいはあの、キャパ超えるからっ…。」
「じゃあおやすみのちゅー、1回まではいい?」
この距離で問われて、ダメとは言えなかった。怜花は律の首元に向けていた視線をゆっくりと上げた。そして首を少しだけ伸ばして、律の唇に自分のものをそっと重ねた。気持ち、少しいつもより長く。
「…おや、すみ。」
恥ずかしさがとてつもなくて、怜花は律の胸に顔を埋めた。すると、ドッドッという音にぶつかった。
「…俺、死んじゃうかも。」
「…それは嫌だな。」
「はー…可愛いなぁ、もう。…っていうか、怜花から1回で俺からも1回で終わりだよね?」
「1回したから終わり!」
「…じゃあ、朝は俺するね。怜花もしてくれていいけど。」
「ね、寝るよ!」
「…うん。おやすみ。」
律の腕が再び怜花を抱きしめた。
「もっと、何?」
律の声が静かな部屋の空気を震わせた。怜花は恥ずかしさと、上がってきた心拍のせいで律の目が見れなくなってしまった。律の胸元あたりに視線を彷徨わせながら、言葉を選ぶ。
「…もっと上手に、甘えてみたいっていう気持ちがあったり、とか。」
「うん。」
「もっと律のこと、甘やかしてあげたいなとか。」
「うん。」
「…ぎゅってしてる時間、もっと長くしてほしいときが、あって。」
「はぁー…そういうの早く言って~!そんなこと言うとずっと出してあげないから。」
「わぁっ…!」
律の手が怜花の手を引く。そのままぽすんと律の胸に抱き留められると、温かい腕が背中に回った。
「…怜花、俺の首に腕回して?」
「…うん?」
緩く抱きしめられているため、手の自由がきいた。いつもなら背中に回す手を、言われた通りに首に回す。すると、律の片腕が怜花の膝の下に回り、ふわっと体が浮いた。
「へっ?わっ…何…!?」
「ベッドいちゃいちゃタイムに変更します。さっきから可愛さの暴力受けててもうなんも考えられないから、強制連行します。」
「あ、歩ける歩ける!」
「だめ。だってぎゅってしてる時間、もっと長い方がいいんでしょ?ほら、ぎゅってして。」
「い、今じゃなくてその、そういうことを思う時があるっていう話で…!」
「でも今言ったんだから、今そうしたいってことになるからね。…いいからくっついててよ。すぐだし。」
「…わ、わかった。」
怜花はそのまま、律の胸元に顔を寄せた。ものの数十歩で寝室にたどり着く。まるでお姫様にでもなったかのように優しく下ろされると、律は怜花の隣に座った。
「り、律…?」
「怜花のもっとは大歓迎。俺ももっとを解禁します!ってことでハグー!」
「ちょっ…?」
抱きしめられた勢いが強すぎてそのままベッドに倒れこむ。怜花のことを片腕で抱き留めつつ、布団を上げてぐいぐい中に入り、いつもの定位置まできた。すると律が両腕を回してぎゅっと抱きしめる。
「…もっとの続きは?」
「な、ない!」
「本当に?俺はまだまだあるんだけど。」
「い、一気にいっぱいはあの、キャパ超えるからっ…。」
「じゃあおやすみのちゅー、1回まではいい?」
この距離で問われて、ダメとは言えなかった。怜花は律の首元に向けていた視線をゆっくりと上げた。そして首を少しだけ伸ばして、律の唇に自分のものをそっと重ねた。気持ち、少しいつもより長く。
「…おや、すみ。」
恥ずかしさがとてつもなくて、怜花は律の胸に顔を埋めた。すると、ドッドッという音にぶつかった。
「…俺、死んじゃうかも。」
「…それは嫌だな。」
「はー…可愛いなぁ、もう。…っていうか、怜花から1回で俺からも1回で終わりだよね?」
「1回したから終わり!」
「…じゃあ、朝は俺するね。怜花もしてくれていいけど。」
「ね、寝るよ!」
「…うん。おやすみ。」
律の腕が再び怜花を抱きしめた。



