「上手に甘やかしてくれてるよ、怜花。もっと甘えていいよ。」
ふと律の腕の力が緩み、二人の間に少しだけ隙間ができる。そうすると自然に目が合うが、怜花はいつもここで照れて逸らしてしまう。近い距離が嫌なわけではないのに、恥ずかしくて耐えきれないのだ。
「…甘えて、る…と思う…私の方が。」
「えー全然だよ。どの辺が甘えてるって思うの?」
「…いつもその…ハグとかも律の方からしてもらってるし、…そういうスキンシップを自分からは…できなくて。嫌なわけじゃなくてずっと、…慣れてないから…恥ずかしくて。」
「…してもらってるってことはさ、本当は怜花もしたかった?」
「えっ!?」
怜花は思わず顔を上げた。すると、照れた顔のままの律の優しい目にぶつかった。
「なんか、そう聞こえた。…俺ばっかりやりすぎてて、付き合わせてたら悪いなーと思ってたけど、そんなことはなかった?」
「…ないよ。…私の方からできなくて、悪いなって思ってた。」
「そうなの?そんなこと言っちゃうと、怜花、ほんとにこの家にいるとき、ほとんど俺の腕の中で過ごすことになるけど、大丈夫そう?そういう風に解釈して普通に調子乗るし、怜花がいいならずっとそうしたいし。」
「…ずっと?」
「うん。ずっと抱きしめてたいし、顔見てたいし、キスしてたい。」
怜花は律の胸に体を預けた。こうすると抱きしめてもらえるとわかっていてするのだから、随分甘えていると思う。そして、自分が一番甘えていると思うことをこの甘えた姿勢のままで口にすることにした。いつかは言わなくてはならないことだ。
「…その先は、我慢、させてない?私はそこを…一番…甘えてる。律が…その、何も聞かないでいてくれることにも甘えてるって思ってるし、本当は…」
したいというわけではない。それは怖い。その線を越えた先でも、今みたいにいられるのかは不安だ。だって男の人は、体を手に入れた時に満足してしまうこともあると知っているから。
怜花の背に回った腕がぎゅっと強く怜花を抱きしめた。そしてそのまま頬に律の唇が触れた。
「んー…そりゃあね、大好きなのでもっとって気持ちはあるよ。だからいずれね、ちゃんと体も大好きってわかってもらうけど、今は全然こういうのやってたい。ピュアぶんなよって笑われるかもだけど、本当に不思議なくらいこういうのが安心するし、こういうのしたかったんだな、本当はって思ってるから。もうちょっとこういういちゃいちゃ楽しんだら、次の楽しいことしようよ。急いでやらなくてよくない?怜花が嫌にならない限りは、ずっと一緒に居るんだし。」
含みのない吐息が少しだけ怜花の頬に触れた。
ふと律の腕の力が緩み、二人の間に少しだけ隙間ができる。そうすると自然に目が合うが、怜花はいつもここで照れて逸らしてしまう。近い距離が嫌なわけではないのに、恥ずかしくて耐えきれないのだ。
「…甘えて、る…と思う…私の方が。」
「えー全然だよ。どの辺が甘えてるって思うの?」
「…いつもその…ハグとかも律の方からしてもらってるし、…そういうスキンシップを自分からは…できなくて。嫌なわけじゃなくてずっと、…慣れてないから…恥ずかしくて。」
「…してもらってるってことはさ、本当は怜花もしたかった?」
「えっ!?」
怜花は思わず顔を上げた。すると、照れた顔のままの律の優しい目にぶつかった。
「なんか、そう聞こえた。…俺ばっかりやりすぎてて、付き合わせてたら悪いなーと思ってたけど、そんなことはなかった?」
「…ないよ。…私の方からできなくて、悪いなって思ってた。」
「そうなの?そんなこと言っちゃうと、怜花、ほんとにこの家にいるとき、ほとんど俺の腕の中で過ごすことになるけど、大丈夫そう?そういう風に解釈して普通に調子乗るし、怜花がいいならずっとそうしたいし。」
「…ずっと?」
「うん。ずっと抱きしめてたいし、顔見てたいし、キスしてたい。」
怜花は律の胸に体を預けた。こうすると抱きしめてもらえるとわかっていてするのだから、随分甘えていると思う。そして、自分が一番甘えていると思うことをこの甘えた姿勢のままで口にすることにした。いつかは言わなくてはならないことだ。
「…その先は、我慢、させてない?私はそこを…一番…甘えてる。律が…その、何も聞かないでいてくれることにも甘えてるって思ってるし、本当は…」
したいというわけではない。それは怖い。その線を越えた先でも、今みたいにいられるのかは不安だ。だって男の人は、体を手に入れた時に満足してしまうこともあると知っているから。
怜花の背に回った腕がぎゅっと強く怜花を抱きしめた。そしてそのまま頬に律の唇が触れた。
「んー…そりゃあね、大好きなのでもっとって気持ちはあるよ。だからいずれね、ちゃんと体も大好きってわかってもらうけど、今は全然こういうのやってたい。ピュアぶんなよって笑われるかもだけど、本当に不思議なくらいこういうのが安心するし、こういうのしたかったんだな、本当はって思ってるから。もうちょっとこういういちゃいちゃ楽しんだら、次の楽しいことしようよ。急いでやらなくてよくない?怜花が嫌にならない限りは、ずっと一緒に居るんだし。」
含みのない吐息が少しだけ怜花の頬に触れた。



