「じゃあ本当に31日までほぼノンストップで仕事なんだ。」
「…ごめん。」
「謝ることじゃないでしょう?それだけ需要があるんだから、ちゃんと仕事した方がいいよ。休みがなくて疲れが溜まっちゃうことだけは気になるけど。」
「1日から5日までは死守した。というか自暴自棄になって仕事を受けすぎってマネージャーに叱られた。マネージャーが仕事しすぎないように管理してくれてんだけど、ほいほい安請け合いしちゃうんだよね。…暇になりたくなくて。だけど仕事しすぎだから5日までは仕事白紙にされた。」
「そっか。そこでゆっくり休めるんだね。…良かった。5日あれば結構ゆっくりできるね。」
「怜花は?」
「え?」
「怜花はどのくらい、ここにいてくれる?」
いつの間にか食べ終わっている律が、まっすぐに怜花を見つめた。
「…えっと、会社の休みは、28日が仕事納めで…4日から仕事かな。」
「…微妙にずれてる…よねー…。」
はぁとまた深いため息をつく律を見ていると、何かしたいのに何をするのが正解なのかわからなくて、上手い提案ができない。自分で考えても答えが出ないことは、本人に聞くしかない。そう思って、怜花は箸を置いた。
「えっと、どうしたら私は、律の力になれるかな。…ごめん、何が自分にできるのかわからなくて。」
「…じゃあ、めちゃくちゃなこと言うけど、怒んない?」
「怒るようなことを言うの?」
「…だってある意味、怜花の自由を奪うことだからね。」
「…?」
『奪う』という言葉が律には似つかわしくなくて、怜花は何を言われるのか全く見当もつかなかった。戸惑う怜花の表情が面白かったのか、律が軽く笑ってから口を開いた。
「仕事納めした日から何も用事がないなら、ずーっと家にいてほしい。外出するなってことじゃなくて、怜花が帰る場所をここにしてほしい。あと、俺が休みの2日間も、ここから仕事行ってほしい。」
「…さすがにそれは、私が甘えすぎじゃないかな。」
「え、なんで?」
「だってどう見たって律の家の方が居住空間としてうちよりも優れてるし、そんな場所にずっといていいって…私みたいな普通のOLはこういうマンションに普通住まないわけだし…。会社だってうちからよりここからの方が圧倒的に近いし。」
「…じゃあ、怜花的には好都合ってことでいい?いてくれるって約束、してくれる?」
「…本当にそんなことで、律のためになるの?」
「何言ってんの。怜花が一緒にいてくれることが一番俺の欲しいことに決まってんじゃん。よーし、言質とりました。怜花は年末年始、ここにいる。今決まりました。これで俺の仕事のモチベも維持されます。しかも高い水準で。」
律はそう言って、ニッと笑った。
「…ごめん。」
「謝ることじゃないでしょう?それだけ需要があるんだから、ちゃんと仕事した方がいいよ。休みがなくて疲れが溜まっちゃうことだけは気になるけど。」
「1日から5日までは死守した。というか自暴自棄になって仕事を受けすぎってマネージャーに叱られた。マネージャーが仕事しすぎないように管理してくれてんだけど、ほいほい安請け合いしちゃうんだよね。…暇になりたくなくて。だけど仕事しすぎだから5日までは仕事白紙にされた。」
「そっか。そこでゆっくり休めるんだね。…良かった。5日あれば結構ゆっくりできるね。」
「怜花は?」
「え?」
「怜花はどのくらい、ここにいてくれる?」
いつの間にか食べ終わっている律が、まっすぐに怜花を見つめた。
「…えっと、会社の休みは、28日が仕事納めで…4日から仕事かな。」
「…微妙にずれてる…よねー…。」
はぁとまた深いため息をつく律を見ていると、何かしたいのに何をするのが正解なのかわからなくて、上手い提案ができない。自分で考えても答えが出ないことは、本人に聞くしかない。そう思って、怜花は箸を置いた。
「えっと、どうしたら私は、律の力になれるかな。…ごめん、何が自分にできるのかわからなくて。」
「…じゃあ、めちゃくちゃなこと言うけど、怒んない?」
「怒るようなことを言うの?」
「…だってある意味、怜花の自由を奪うことだからね。」
「…?」
『奪う』という言葉が律には似つかわしくなくて、怜花は何を言われるのか全く見当もつかなかった。戸惑う怜花の表情が面白かったのか、律が軽く笑ってから口を開いた。
「仕事納めした日から何も用事がないなら、ずーっと家にいてほしい。外出するなってことじゃなくて、怜花が帰る場所をここにしてほしい。あと、俺が休みの2日間も、ここから仕事行ってほしい。」
「…さすがにそれは、私が甘えすぎじゃないかな。」
「え、なんで?」
「だってどう見たって律の家の方が居住空間としてうちよりも優れてるし、そんな場所にずっといていいって…私みたいな普通のOLはこういうマンションに普通住まないわけだし…。会社だってうちからよりここからの方が圧倒的に近いし。」
「…じゃあ、怜花的には好都合ってことでいい?いてくれるって約束、してくれる?」
「…本当にそんなことで、律のためになるの?」
「何言ってんの。怜花が一緒にいてくれることが一番俺の欲しいことに決まってんじゃん。よーし、言質とりました。怜花は年末年始、ここにいる。今決まりました。これで俺の仕事のモチベも維持されます。しかも高い水準で。」
律はそう言って、ニッと笑った。



