ありがたい申し出ではある。しかし、貴重な律の休みを自分なんかに使わせては勿体ない気がして、少し気が引ける。その気持ちを、今までならば隠してきた。でも今ならば、それをそのまま言ってもいい気がした。
「怜花?」
「…休み、そんなのに使うの、勿体なくない?」
「え、なんで?全然?っていうか、怜花にとっても居心地のいい場所にするのは結構重要事項だから、早くやりたいけど。」
「…じゃあ、その。」
「うん。」
したいことを言う。それはそんなに難しいことではないのだろう、一般的には。しかし、何がしたいのかと意思を問われ慣れていない怜花にとっては、それなりに勇気の要ることだった。律は最後まで聞いてくれる。一緒にやろうとしてくれることはわかっているのに。
「…一旦、着替えとか取りに帰りたい。あと、帰りにスーパーによって、色々食材買いたい。律の冷蔵庫、本当に何にもないから。律の食べたいもの、作りたいな。何が食べたい?」
怜花がそう問いかけると、律ははぁーと息を吐いてから、笑みを向けた。
「休みをそんなのに使うの勿体ないって怜花は言ったけどさ、怜花だって似たようなもんじゃん。自分の食べたいものを作ったらいいのに。…でも、自分が自分のためにしたいことって案外浮かばないんだよね。というか、怜花に長く居てもらいたいっていうのが俺のしたいことだから、俺がやろうとしてることって辻褄は合ってるか。」
「…置いてもらう代わりにできることは、ご飯を作ることかなって。あと、なんかちゃんと食べようって、今は思う…というか。」
「…そっか。良かった。まぁでも置いてもらうっていうか、俺がいてもらってるんだよ、怜花に。だから本当は、何もしなくてもいてくれればいいから。」
律の手が怜花の髪をさらりと撫でる。
「でもせっかくだから、ちょっとしたドライブデートをしよう。」
怜花の髪を撫でた手が、そのまま怜花の手を取った。指先をきゅっと握られ、怜花も律の進んだ方向に進むために、そっとソファから降りた。
「怜花?」
「…休み、そんなのに使うの、勿体なくない?」
「え、なんで?全然?っていうか、怜花にとっても居心地のいい場所にするのは結構重要事項だから、早くやりたいけど。」
「…じゃあ、その。」
「うん。」
したいことを言う。それはそんなに難しいことではないのだろう、一般的には。しかし、何がしたいのかと意思を問われ慣れていない怜花にとっては、それなりに勇気の要ることだった。律は最後まで聞いてくれる。一緒にやろうとしてくれることはわかっているのに。
「…一旦、着替えとか取りに帰りたい。あと、帰りにスーパーによって、色々食材買いたい。律の冷蔵庫、本当に何にもないから。律の食べたいもの、作りたいな。何が食べたい?」
怜花がそう問いかけると、律ははぁーと息を吐いてから、笑みを向けた。
「休みをそんなのに使うの勿体ないって怜花は言ったけどさ、怜花だって似たようなもんじゃん。自分の食べたいものを作ったらいいのに。…でも、自分が自分のためにしたいことって案外浮かばないんだよね。というか、怜花に長く居てもらいたいっていうのが俺のしたいことだから、俺がやろうとしてることって辻褄は合ってるか。」
「…置いてもらう代わりにできることは、ご飯を作ることかなって。あと、なんかちゃんと食べようって、今は思う…というか。」
「…そっか。良かった。まぁでも置いてもらうっていうか、俺がいてもらってるんだよ、怜花に。だから本当は、何もしなくてもいてくれればいいから。」
律の手が怜花の髪をさらりと撫でる。
「でもせっかくだから、ちょっとしたドライブデートをしよう。」
怜花の髪を撫でた手が、そのまま怜花の手を取った。指先をきゅっと握られ、怜花も律の進んだ方向に進むために、そっとソファから降りた。



