「柚希、そっち持たなくて大丈夫?」
「うん。翔くん、手伝ってくれてありがとう」
放課後。翔くんと、合唱祭実行委員の仕事をしながら廊下を歩いていた。
先生から色々なプリントを貰ってくるという、雑用係の仕事なんだけど……司会者の翔くんが、手伝ってくれたんだ。
「お礼なんていいって。司会者は台本が完成しない限り、発声練習ぐらいしかやることないんだ。それに、柚希と喋りたいし」
そう言ってくれてて、私は自然と笑顔になる。
翔くんが同じ合唱祭実行委員で、本当によかった。
翔くんがいなかったら、きっと私ぼっちになってたもん。
一人には慣れてるつもりだけど……断然、友達と喋ってる方が楽しい。
笑っていると、隣を見覚えのある人が通りかかる。私は急いで挨拶した。
「玄さん、こんにちは」
「……あぁ。柚希か。よ」
片手をあげて、手を振られる。私も片手でプリントを持ちながらもう片方で手を振り返す。
するとその様子を見ていた翔くんが、目を丸くしていた。
「え、何、柚希。玄先輩と知り合い?」
「うん。翔くん、手伝ってくれてありがとう」
放課後。翔くんと、合唱祭実行委員の仕事をしながら廊下を歩いていた。
先生から色々なプリントを貰ってくるという、雑用係の仕事なんだけど……司会者の翔くんが、手伝ってくれたんだ。
「お礼なんていいって。司会者は台本が完成しない限り、発声練習ぐらいしかやることないんだ。それに、柚希と喋りたいし」
そう言ってくれてて、私は自然と笑顔になる。
翔くんが同じ合唱祭実行委員で、本当によかった。
翔くんがいなかったら、きっと私ぼっちになってたもん。
一人には慣れてるつもりだけど……断然、友達と喋ってる方が楽しい。
笑っていると、隣を見覚えのある人が通りかかる。私は急いで挨拶した。
「玄さん、こんにちは」
「……あぁ。柚希か。よ」
片手をあげて、手を振られる。私も片手でプリントを持ちながらもう片方で手を振り返す。
するとその様子を見ていた翔くんが、目を丸くしていた。
「え、何、柚希。玄先輩と知り合い?」

