「よかった……受け取ってくれて」
春雷くんはほっと息をつく。でもその瞳は、私と目を合わさないように少し逸らしていた。
春雷くん、女の子と目が合っちゃうと赤面しちゃうって陽宙くんが言ってたからなぁ。
そんなことを考えながら、クッキーの詰め合わせをまじまじと見る。
これ、きっと近くのケーキ屋さんで買ったんじゃない……よね。すごく高級そう。
わ、私なんかがこれ全部食べていいのかなっ……?
「あの、春雷くん」
「ん?」
「これ……みんなで食べていいかな? 陽宙くんと、杏さんと、春雷くんの、みんなで」
そう言うと、春雷くんは目を見開いた。
「別にいいけど……いいのか? 四人でなら、この量はあっという間だぜ」
「もちろんっ……!」
一人で食べるより、みんなで食べた方がおいしく感じるもんっ……!
「ありがとう、春雷くんっ」
お礼を言うと、バチッと春雷くんと目が合った……気がした。
春雷くんはほっと息をつく。でもその瞳は、私と目を合わさないように少し逸らしていた。
春雷くん、女の子と目が合っちゃうと赤面しちゃうって陽宙くんが言ってたからなぁ。
そんなことを考えながら、クッキーの詰め合わせをまじまじと見る。
これ、きっと近くのケーキ屋さんで買ったんじゃない……よね。すごく高級そう。
わ、私なんかがこれ全部食べていいのかなっ……?
「あの、春雷くん」
「ん?」
「これ……みんなで食べていいかな? 陽宙くんと、杏さんと、春雷くんの、みんなで」
そう言うと、春雷くんは目を見開いた。
「別にいいけど……いいのか? 四人でなら、この量はあっという間だぜ」
「もちろんっ……!」
一人で食べるより、みんなで食べた方がおいしく感じるもんっ……!
「ありがとう、春雷くんっ」
お礼を言うと、バチッと春雷くんと目が合った……気がした。

