とりあえず、褒めてくれたからお礼は言った方がいいよなと、口を開く。
「ありがとう」
「尊敬する〜! 僕、野菜切るのちょー苦手なんだよね」
てへっとかわいらしく舌を出す陽宙くん。
陽宙くんの手元を見ると、野菜を洗っていて、確かに包丁を扱ってはいなかった。
「陽宙はね、お菓子作りに関しては誰よりも得意なんだけど。普通のおかずを作る時に任せると、ぐちゃくちゃにするんだから」
ぐ、ぐちゃぐちゃっ……!?
杏さんの言った言葉に、見てみたいような見てみたくないような気持ちになった。
お菓子作りは誰よりも得意なのかぁ……。
「甘いもの、好きなの?」
「んーん? 好きだけど、しょっぱいものも好きだよ」
あ、そうなんだ……。
お菓子作りというとしょっぱいものより甘いもののイメージだから、てっきり好きなのかと……。
「僕がお菓子作りをしてるのはね、玄さまと茜さまのためなんだ〜!」
「玄さまたちのため……?」
「ありがとう」
「尊敬する〜! 僕、野菜切るのちょー苦手なんだよね」
てへっとかわいらしく舌を出す陽宙くん。
陽宙くんの手元を見ると、野菜を洗っていて、確かに包丁を扱ってはいなかった。
「陽宙はね、お菓子作りに関しては誰よりも得意なんだけど。普通のおかずを作る時に任せると、ぐちゃくちゃにするんだから」
ぐ、ぐちゃぐちゃっ……!?
杏さんの言った言葉に、見てみたいような見てみたくないような気持ちになった。
お菓子作りは誰よりも得意なのかぁ……。
「甘いもの、好きなの?」
「んーん? 好きだけど、しょっぱいものも好きだよ」
あ、そうなんだ……。
お菓子作りというとしょっぱいものより甘いもののイメージだから、てっきり好きなのかと……。
「僕がお菓子作りをしてるのはね、玄さまと茜さまのためなんだ〜!」
「玄さまたちのため……?」

