合唱祭実行委員の話が無事終わった時には日が暮れそうになっていて、赤に染まった空が綺麗だった。
「あ、ごめん柚希。俺これから習い事で……、早く行かなきゃ」
「わかった……! また明日!」
廊下で、翔くんとばいばいする。
そういえば私も、これから仕事なんだった……!
何時から入ってもいいことになっているけれど、こなす仕事は同じなはずだし、なるべく早く仕事につきたい。
でも……玄さまと会うかもしれないし、もしかしたらもうクビにされてるかもしれない……?
玄さまのことを思い出したとたん、ズーンと気が重くなった。
「雨雅柚希。止まれ」
一人でとぼとぼと歩いていると、後ろから低くて冷たいような声で呼び止められ、私は止まる。
あれ……こ、この声って……?
嫌な予感がして、恐る恐る後ろを振り返る。
すると、やっぱり。
こちらを睨んでる、玄さまが……!
私はあわてて玄さまと距離を取り、警戒モードに入った。
「あ、ごめん柚希。俺これから習い事で……、早く行かなきゃ」
「わかった……! また明日!」
廊下で、翔くんとばいばいする。
そういえば私も、これから仕事なんだった……!
何時から入ってもいいことになっているけれど、こなす仕事は同じなはずだし、なるべく早く仕事につきたい。
でも……玄さまと会うかもしれないし、もしかしたらもうクビにされてるかもしれない……?
玄さまのことを思い出したとたん、ズーンと気が重くなった。
「雨雅柚希。止まれ」
一人でとぼとぼと歩いていると、後ろから低くて冷たいような声で呼び止められ、私は止まる。
あれ……こ、この声って……?
嫌な予感がして、恐る恐る後ろを振り返る。
すると、やっぱり。
こちらを睨んでる、玄さまが……!
私はあわてて玄さまと距離を取り、警戒モードに入った。

