まさかその雑用係のメンバーが、玄さまだとはっ!
変に言葉を詰まらせた私を、翔くんが「柚希?」と不思議そうに見る。
「だけど、何?」
「あ……な、なんでもないよっ、気にしないで!」
あわてて苦笑いで誤魔化す。
翔くんはきっといい相談相手にはなってくれるだろうけど……玄さまの家の家政婦になったこと言ってないし。
そもそも、私が波原さんの義理の娘のことも言ってない……。
改めて思うけど、私紗奈ちゃんと翔くんに秘密にしてることばっかりだな。
すると翔くんは、私の反応を見て不審な顔どころか、心配そうな顔をしてくれた。
「そう? ならいいんだけど……いつでも頼ってね」
「あ、ありがとうっ……!」
本当に、いい人だなぁ……。
だからこそ、私、こんないい人にたくさん隠していることがあるってことになるんだ。
そう思うと今さらながら、ズキズキと胸が痛んだ。
黙っててごめんね、翔くん……いつかは、絶対話すからね……!
変に言葉を詰まらせた私を、翔くんが「柚希?」と不思議そうに見る。
「だけど、何?」
「あ……な、なんでもないよっ、気にしないで!」
あわてて苦笑いで誤魔化す。
翔くんはきっといい相談相手にはなってくれるだろうけど……玄さまの家の家政婦になったこと言ってないし。
そもそも、私が波原さんの義理の娘のことも言ってない……。
改めて思うけど、私紗奈ちゃんと翔くんに秘密にしてることばっかりだな。
すると翔くんは、私の反応を見て不審な顔どころか、心配そうな顔をしてくれた。
「そう? ならいいんだけど……いつでも頼ってね」
「あ、ありがとうっ……!」
本当に、いい人だなぁ……。
だからこそ、私、こんないい人にたくさん隠していることがあるってことになるんだ。
そう思うと今さらながら、ズキズキと胸が痛んだ。
黙っててごめんね、翔くん……いつかは、絶対話すからね……!

