役割か……!
なるべく目立たない仕事がいいな……。
「まずは生徒の前に立って言う、司会者ね! うーん、十五人ぐらいってとこかなぁ。初めの言葉、名前の通り司会、終わりの言葉など色々あるからね」
実行委員長さんは、黒板の近くへ立ちチョークで書いていく。
「あとは、台本係。これは六人ぐらいかな。最初に言った役割の人たちが言うものを考えてもらうよ! 目立たないけど結構重要な役割だから、なった人頑張ってね!」
台本係……文章を書くのが好きだから、いいかもしれない。
けれど、実行委員長さんの言う通り他の係に大きく関わる仕事だから、責任も重大だ。
私なんかにできるかな……と不安に感じる。
「それと最後に、雑用係。全部で三十人だから……、これは九人だね。雑用係って言うと地味そうだけど、色々な仕事をこなしてもらうから、大変だと思うよ」
実行委員長さんの説明に、なるほどとみんな頷く。
台本係がやりたいけど、人気のやつかもしれないし、雑用係でもいいかな……。
「ねぇ柚希、どの係にする?」
考えていると、隣に来た翔くんに小声でそう訊かれた。
私も翔くんの耳元へ顔をよせ、小声で答える。
「台本係か、雑用係のどっちかにしようと思ってるよ。翔くんは?」
なるべく目立たない仕事がいいな……。
「まずは生徒の前に立って言う、司会者ね! うーん、十五人ぐらいってとこかなぁ。初めの言葉、名前の通り司会、終わりの言葉など色々あるからね」
実行委員長さんは、黒板の近くへ立ちチョークで書いていく。
「あとは、台本係。これは六人ぐらいかな。最初に言った役割の人たちが言うものを考えてもらうよ! 目立たないけど結構重要な役割だから、なった人頑張ってね!」
台本係……文章を書くのが好きだから、いいかもしれない。
けれど、実行委員長さんの言う通り他の係に大きく関わる仕事だから、責任も重大だ。
私なんかにできるかな……と不安に感じる。
「それと最後に、雑用係。全部で三十人だから……、これは九人だね。雑用係って言うと地味そうだけど、色々な仕事をこなしてもらうから、大変だと思うよ」
実行委員長さんの説明に、なるほどとみんな頷く。
台本係がやりたいけど、人気のやつかもしれないし、雑用係でもいいかな……。
「ねぇ柚希、どの係にする?」
考えていると、隣に来た翔くんに小声でそう訊かれた。
私も翔くんの耳元へ顔をよせ、小声で答える。
「台本係か、雑用係のどっちかにしようと思ってるよ。翔くんは?」

