苦笑いをする私と同じで、翔くんも「柚希に変なことなんてしないよ」と苦笑いしながら呟く。
そのまま少し会話をしながら廊下を歩いて、階段をのぼって。
「ここ、だよね」
「うん。だね」
先生の言っていた空き教室についた。
ドアを開けて、中へ入る。中にはもう三十人ぐらいの人が来ていて、私たちは遅れてしまったみたいだ。
「おーっ、翔じゃん」
「お前も実行委員なったん? 俺も俺も〜」
人気者の翔くんは、あっという間に男の子たちに囲まれてしまった。
見た感じここに居なくちゃいけないという決まりはないらしく、みんなそれぞれ好きに集まって喋っていた。
私は小学校からの付き合いの友達は紗奈ちゃんと翔くんしかいないし、他クラスとの交流はあまりないからここに友達はいない。
ひっそりと、すみっこにいようかな……。
そう思い、移動をしようと足を踏み出す。すると後ろのドアが開いて、新しい人が入ってきたらしい。
次の瞬間、きゃぁぁっと黄色い声があがった。
な、なにっ……!?
そのまま少し会話をしながら廊下を歩いて、階段をのぼって。
「ここ、だよね」
「うん。だね」
先生の言っていた空き教室についた。
ドアを開けて、中へ入る。中にはもう三十人ぐらいの人が来ていて、私たちは遅れてしまったみたいだ。
「おーっ、翔じゃん」
「お前も実行委員なったん? 俺も俺も〜」
人気者の翔くんは、あっという間に男の子たちに囲まれてしまった。
見た感じここに居なくちゃいけないという決まりはないらしく、みんなそれぞれ好きに集まって喋っていた。
私は小学校からの付き合いの友達は紗奈ちゃんと翔くんしかいないし、他クラスとの交流はあまりないからここに友達はいない。
ひっそりと、すみっこにいようかな……。
そう思い、移動をしようと足を踏み出す。すると後ろのドアが開いて、新しい人が入ってきたらしい。
次の瞬間、きゃぁぁっと黄色い声があがった。
な、なにっ……!?

