そっか、女の子からも一人選ばなくちゃいけないんだ……。
このままだと推薦になると思うけど、誰が選ばれるんだろう……?
男子は「もう俺には関係ねーし」と余裕そうだけど、女子は不安そうにきょろきょろと周りを見渡す。
徐々に、さっき発言してくれた梨花ちゃんの元へ視線が集まった。
その視線に気づいたのか、梨花ちゃんはきまりが悪そうな顔をしながら口を開く。
「言っとくけど、梨花はやらないからね」
梨花ちゃんの言葉に、女子一同は肩を落とす。すると、梨花ちゃんはあわてた様子で言葉を続かせた。
「梨花は、紗奈がいいんじゃないかなーっと思うんだけど、どうかな?」
「んぇっ、私?」
紗奈ちゃんは目を見開く。けれどその反応とは対照的に、私たち紗奈ちゃん以外の人間はなるほどと頷いた。
だって、紗奈ちゃんって翔くんと幼なじみで仲良いし、しっかり者だし。適任だと思うな。
そう思ったけれど、紗奈ちゃんはあっさりと首を横に振った。
「私、やだよ。習い事とかで忙しいから放課後の作業とかは参加できなくなっちゃうし」
「えぇーっ、そっかぁ」
本人が嫌ならしょうがないよねと全員引き下がるけど、それならどうしよう? と近くの子たちと顔を見合わせた。
このままだと推薦になると思うけど、誰が選ばれるんだろう……?
男子は「もう俺には関係ねーし」と余裕そうだけど、女子は不安そうにきょろきょろと周りを見渡す。
徐々に、さっき発言してくれた梨花ちゃんの元へ視線が集まった。
その視線に気づいたのか、梨花ちゃんはきまりが悪そうな顔をしながら口を開く。
「言っとくけど、梨花はやらないからね」
梨花ちゃんの言葉に、女子一同は肩を落とす。すると、梨花ちゃんはあわてた様子で言葉を続かせた。
「梨花は、紗奈がいいんじゃないかなーっと思うんだけど、どうかな?」
「んぇっ、私?」
紗奈ちゃんは目を見開く。けれどその反応とは対照的に、私たち紗奈ちゃん以外の人間はなるほどと頷いた。
だって、紗奈ちゃんって翔くんと幼なじみで仲良いし、しっかり者だし。適任だと思うな。
そう思ったけれど、紗奈ちゃんはあっさりと首を横に振った。
「私、やだよ。習い事とかで忙しいから放課後の作業とかは参加できなくなっちゃうし」
「えぇーっ、そっかぁ」
本人が嫌ならしょうがないよねと全員引き下がるけど、それならどうしよう? と近くの子たちと顔を見合わせた。

