好きになっちゃ、いけない。〜イケメン主は家政婦兼最強スパイちゃんを溺愛したい〜

 すごく優しい笑顔で、顔がもっと熱くなった。
「照れてる? ……かわいい」
「……っ、からかわないでください……!」
 玄さんにからかわれていると、調理場へついた。
 私は緊張しながらドアを開く。
 すると、
「柚希ちゃ〜ん!!」
「わっ……!」
 陽宙くんに、ぎゅっと抱きつかれた。
「陽宙くん……?」
「もう会えないかと思ったよ〜! よかった!」
 え……? と、陽宙くんの言葉に首をかしげる。
 私が株式会社namihara側だってこと、知らない……? いやでも、「もう会えないかと思った」ってことは知ってるんだよね……?
「陽宙くん……私のこと、嫌いになってないの?」
「え? もちろんっ! 株式会社namihara側だったとしても……柚希ちゃんは柚希ちゃんだよ」