注目されて、居心地が悪い。
 隣にいた翔くんが、「え?」と声をあげた。
「玄先輩……え? 柚希、どういうこと? 玄先輩とどういう関係……?」
「え、えっとね翔くん……」
 どう説明しようと、迷う。
 恋人……なの、かな……?
 考えていると、玄さんに手を引っ張られ、私の肩が玄さんの胸にあたった。
「ご想像にお任せします」
 は、玄さーん……!?
 玄さんの言葉に黄色い声がもっと大きくなったのは、言うまでもない。


 *