「作った? 柚希がか?」
「ふふっ、陽宙くんと春雷くんとです。陽宙くん、すごく教えるの上手なんですよ」
「へぇ。あいつの作ったお菓子はプロ並みだからな、楽しみだ」
顔を緩ませながら私が持っているお皿を玄さんは除きこむ。
そして、緑色のお餅を見たとたんピシッと固まった。
「……よもぎ餅か?」
その反応に、思わず笑ってしまう。
「はいっ」
「これ、絶対茜のリクエストだろ」
「え、そうです……!」
もしかして、和菓子が出てくる時は茜さまのリクエストって決まってるのかなっ……?
「次は、玄さんのリクエストのやつも作りたいです。なにがいいですか?」
訊いてみると、玄さんは少し黙った。
確か、陽宙くんが玄さんは甘党って言ってたけど……何が好きなのかな?
「……いや、俺あんまお菓子食べない……」
「ふふっ、陽宙くんと春雷くんとです。陽宙くん、すごく教えるの上手なんですよ」
「へぇ。あいつの作ったお菓子はプロ並みだからな、楽しみだ」
顔を緩ませながら私が持っているお皿を玄さんは除きこむ。
そして、緑色のお餅を見たとたんピシッと固まった。
「……よもぎ餅か?」
その反応に、思わず笑ってしまう。
「はいっ」
「これ、絶対茜のリクエストだろ」
「え、そうです……!」
もしかして、和菓子が出てくる時は茜さまのリクエストって決まってるのかなっ……?
「次は、玄さんのリクエストのやつも作りたいです。なにがいいですか?」
訊いてみると、玄さんは少し黙った。
確か、陽宙くんが玄さんは甘党って言ってたけど……何が好きなのかな?
「……いや、俺あんまお菓子食べない……」

