感想を言い合う。よもぎ餅なんて初めて食べたけど、こんなに美味しいとは知らなかった……!
アイスクリンといい、陽宙くんは美味しい食べ物をいくつも知ってるなぁ。
「じゃあ、これを茜さまと玄さまに届けに行こ〜」
「あら、玄さまは今日は勉強をしにお部屋へこもっているそうよ? お部屋に届けに行ったらどうかしら」
そばでずっと掃除をしながら見守ってくれていた杏さんが、そのことを教えてくれた。
勉強をしに、部屋へこもってるって……大変だな。
「なら、柚希ちゃん行ってきたら〜? 僕たちは茜さまと奏さまに届けるよ!」
「あっ……うん!」
実は朝、私が洗濯を任され、陽宙くんが玄さんを起こしに行ったんだ。
だから、今日初めて会うってことになる。
私は陽宙くんによもぎ餅ののったお皿を渡され、玄さんの部屋へ向かった。
ドアの前に立って、コンコンとノックをする。
数秒後、ドアが開いた。玄さんの瞳が私をとらえた瞬間、ふっと緩んだような気がした。
「柚希か。どうした?」
「作ったお菓子を持ってきましたっ」
アイスクリンといい、陽宙くんは美味しい食べ物をいくつも知ってるなぁ。
「じゃあ、これを茜さまと玄さまに届けに行こ〜」
「あら、玄さまは今日は勉強をしにお部屋へこもっているそうよ? お部屋に届けに行ったらどうかしら」
そばでずっと掃除をしながら見守ってくれていた杏さんが、そのことを教えてくれた。
勉強をしに、部屋へこもってるって……大変だな。
「なら、柚希ちゃん行ってきたら〜? 僕たちは茜さまと奏さまに届けるよ!」
「あっ……うん!」
実は朝、私が洗濯を任され、陽宙くんが玄さんを起こしに行ったんだ。
だから、今日初めて会うってことになる。
私は陽宙くんによもぎ餅ののったお皿を渡され、玄さんの部屋へ向かった。
ドアの前に立って、コンコンとノックをする。
数秒後、ドアが開いた。玄さんの瞳が私をとらえた瞬間、ふっと緩んだような気がした。
「柚希か。どうした?」
「作ったお菓子を持ってきましたっ」

