好きになっちゃ、いけない。〜イケメン主は家政婦兼最強スパイちゃんを溺愛したい〜

 実は私が玄さんの夢を『お手伝いさせてください』と言った日から、玄さんとの距離がぐっと近くなった気がした。
 今みたいに笑顔を見せてくれることも多くなってきたし、一緒に行動することも増えた……と思う。偶然かもしれないけど。
 でも、もしそれが必然なら……素直に、嬉しいな。


 *


「柚希ちゃん。やっほ〜」
「あ、陽宙くん……!」
 お風呂上がりに陽宙くんと中庭のベンチで出会って、私は手を振る。
 陽宙くんが「隣においでよ」と言ってくれたので、私は隣に座らせてもらった。
「なんかこんなこと前にもあったね。柚希ちゃんもここがお気に入り?」
「うん……!」
「ふふっ、僕もだよ〜」