すると、ガチャっと屋上のドアが開き、茜さまが顔を出した。
私たちはあわてて手を離すと、茜さまへ駆けよる。
「茜さま……!」
「茜……」
「いや〜、二人とも無事でよかった!」
悪びれもなく笑う茜さま。玄さんは怒った顔で茜さまに詰め寄った。
「茜、あれはどういうことだ」
「わ〜、こっわーい」
あはははと笑う茜さまに、玄さんは今にも雷を落としそうだ。
その玄さんに、茜さまは両手をあげ「暴力はんたーい」と言う。すごい度胸のある人だなと思った。
「まぁまぁ、それは帰りながら言うからさ〜、車に行こーよ。柚希ちゃんも乗ってって」
「えっ、いいんですか?」
「もちろん! 玄兄に付き合ってくれたお礼だよ。めんどくさかったでしょ?」
「全然っ……! 楽しかったです!」
「へぇ〜、よかったねぇ玄兄」
私たちはあわてて手を離すと、茜さまへ駆けよる。
「茜さま……!」
「茜……」
「いや〜、二人とも無事でよかった!」
悪びれもなく笑う茜さま。玄さんは怒った顔で茜さまに詰め寄った。
「茜、あれはどういうことだ」
「わ〜、こっわーい」
あはははと笑う茜さまに、玄さんは今にも雷を落としそうだ。
その玄さんに、茜さまは両手をあげ「暴力はんたーい」と言う。すごい度胸のある人だなと思った。
「まぁまぁ、それは帰りながら言うからさ〜、車に行こーよ。柚希ちゃんも乗ってって」
「えっ、いいんですか?」
「もちろん! 玄兄に付き合ってくれたお礼だよ。めんどくさかったでしょ?」
「全然っ……! 楽しかったです!」
「へぇ〜、よかったねぇ玄兄」

