大好きなアイドルたちのマネージャーになったのに!

...正直こんな展開は予想していなかった。
おもしろそうと言ったものの、手伝って上げる気はゼロに近かったし、どっちかというと、転んで、つまずいて、諦める姿を期待してた。

でも、まさかボクの考えの斜め先をいくなんて。
ヒントあげすぎたかな?

だって、頑張ってる子を応援してから、その子が失敗するところ、おもしろいんだもん。
でも、フユくんが脱退宣言し始めるのは驚いたな〜。
だって、フユくんグループのこと大好きだもん。ボクには何でもお見通しなんだよね〜。

アキだって、正直でいたいだけだし、...でもそれを攻略したところ、見たかったなぁ...。

あの時、離れなければよかった。よく分かんないけど、あのときはなんか嫌な気分になったんだよね。みんなが出て行っちゃって、...。ボクって案外、寂しがり屋なのかも。


「...ということなんだけど、どうかな、ナツくん!」


わ、やっちゃった。何も聞いてなかったよ。


「こいつ、何も聞いてなかったって顔してる...」


わぁ、すごい!正解だねぇ...。


「...さっきから大丈夫?気分でも悪いの?」


アキが人に気を使うなんて珍しいなぁ。いつも見て見ぬふりしながら、影で心配してくるのに。
というか、ボクの気分?


「どう?ナツ?」


ハルくんが訊いてくる。
もー、ハルくん何いってんの...ボクの気分なんて......