私のマンガノート

「そうだね!ほんとにありがとう」
「全然。家のマンガを使うの?」

 家のマンガかぁ、少女マンガ系が多いからなぁ。

「どうしよう。家のマンガは種類がかたよってるんだよ」

 私が言うと、夏帆ちゃんが遠慮がちに言った。

「私の家に、お姉ちゃんが読んでるマンガがあるんだ。もしよければ持っていこうか?」

 え? 助かる!! うれしい。

「いいの? ありがとう!」
「明日って用事ある?」
「夏休みは毎日暇。用事ないよ」

 そっか、じゃあ。

「明日うちに手伝いに来てくれない?」

 私が言うと 夏帆ちゃんは頷く。

「行く! 漫画 持ってくるね!」