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『莉奈〜!!こっちこっちー!』
砂場で手を振りながら私を呼ぶ湊。
その隣で不機嫌そうに黙っていた幼い奏多。
運動会。転んだ私に手を差し伸べてくれた
湊。その手を握る私を見て、悔しそうに顔を歪める奏多の横顔。
そしてあの日、
『湊に手紙渡してくるの!』湊が転園の日
私は勝手に保育園を飛び出して湊の家に向かう。背後で『待って、!莉奈っ!』と
泣きながら私を追いかけてくる奏多。
信号を渡ろうとした時、車のクラクションが
頭の中に響いて、
それで、それで、記憶は途切れた。
『莉奈〜!!こっちこっちー!』
砂場で手を振りながら私を呼ぶ湊。
その隣で不機嫌そうに黙っていた幼い奏多。
運動会。転んだ私に手を差し伸べてくれた
湊。その手を握る私を見て、悔しそうに顔を歪める奏多の横顔。
そしてあの日、
『湊に手紙渡してくるの!』湊が転園の日
私は勝手に保育園を飛び出して湊の家に向かう。背後で『待って、!莉奈っ!』と
泣きながら私を追いかけてくる奏多。
信号を渡ろうとした時、車のクラクションが
頭の中に響いて、
それで、それで、記憶は途切れた。



