『莉奈は昔から俺のことが好きだったんだぜ?』


ドクン……と心臓が異常に跳ねた。


『は?』さっきよりも深く…低く、鋭く、
湊の声が落ちた。


『証拠でもある訳?』

『証拠ならあるよ。俺と莉奈だけの"約束"。
莉奈は忘れてないよ。』


私は思わずドアに手をギュッとかけて
開けそうになる…その瞬間


『言っとくけど…』

…!?…冷たい…

湊の冷たい声が背筋を凍らす。