近くの公園のベンチ。涼しい風が身体を突く。

れる。

「……俺、奏多のことは昔から知ってるけど……正直、あいつは重い」

「……っ」

「莉奈のこと、大事にしてんのは分かるけど……独り占めしたいだけに見える」

悠真の真剣な声に心臓が強く鳴った

「…湊はよく分かんねーけど。莉奈にだけ態度が違うっていうのは分かる。」

「……うん。」

悠真は一泊置いて言う、「結局決めるのは莉奈じゃん?でも無理してどっちかに合わすのは違う。」

その言葉に思わず涙がこぼれそうになるが
ぐっと堪える。

悠真の言う通りだ、私が決めないといけない。