どっちの愛も、重すぎて息ができない。

湊の真剣で真っ直ぐな瞳に心が揺れる。

こんなの、練習なんかじゃない。

舞台の上で湊と奏多の視線がぶつかり合う。

空気がピリついていて、息が詰まりそうだった。