「莉奈、今日も迎えいくから、絶対ひとりで帰るなよ」
放課後の昇降口。
恋人の奏多は、当たり前のように私の靴箱
の前で待っていた。
高身長で整った顔立ち、女子たちが圧巻する
"学年の王子様"は 私の、彼氏。
「うん。ありがとう。」
ニコリと笑って答えると、奏多も優しく
微笑んでくれる。……でも、
「今日、隣の席の男子と話してたよね?」
「うえ!?た、ただノート貸しただけだよ」
「俺以外の男とあんま話すなって、前言ったよね?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…