ヒナが帰った後
「なあ、コマリ…」
「何?」
「コマリ!僕はフラれても諦めないからね♪」
フユトお兄ちゃんが私に声をかけるもハルキお兄ちゃんに遮られる。
「えー!ハルキ兄さん、コマリに告白してたの?」
「うん、コマリが小学生の時にね」
「ふーん…抜け駆けはしないってルールだったのに、破ってたんだ?」
「でも、みんな破ってるでしょ?」
「…そうだけど」
「まぁまぁ、これからはお互い本気で行こうよってことで!とりあえず、一件落着だね♪」
こうして私は中学を卒業して、遂に高校生になった。
「ハルキお兄ちゃん、おはよう」
「おはよう、コマリ」
私が高校生になってから、ハルキお兄ちゃんは自分の箒で送り迎えをしてくれている。
「じゃ、いってきます」
「コマリ」
「ん?」
おいでと手招きされ、ハルキお兄ちゃんの元へ向かうと、ハルキお兄ちゃんは私を抱きしめた。
「ハルキお兄ちゃん!?」
「あぁ、コマリと離れるのは寂しいな…お兄ちゃんも一緒に行っちゃダメ?かな?」
「ダメに決まってるでしょ!?」
「ウソウソ、分かってるよ。ほら、早く行かないと時間になるよ…いってらっしゃい、コマリ」
なんでヒナと別れたら、ハルキお兄ちゃん達は今まで以上に過保護になったんだろう?
お兄ちゃん達の急な変化に戸惑いつつ、私は日常を過ごして居た。
高校生活にも慣れた高2の春、私はとんでもない事実を告げられた。
「コマリ、ちょっと良い?」
「何?」
学校から帰った所でお母さんに声をかけられ、私は自室に行こうとしていた足を止めて、居間に居るお母さんの元へと向かった。
「コマリももう高校生なんだし、真実を教えても良いかな?ってお母さん、思ったの。だから、話すわね?」
「…?」
「コマリ、貴方はね…ウチの子じゃないの。血が繋がってないのよ…本当は人間界で生きるはずだった子なのよ」
「…え?なんかの冗談だよね?」
「嘘じゃないわ、貴方は人間で私があげた指輪無しでは魔法は使えない」
私は、ずっと疑問に思っていた。
どうして他の人達は指輪が無いのに魔法が使えて、箒に乗って移動までしているのにどうして私は、指輪無しじゃ魔法が使えないの?と…
「昔、貴方はお母さんに泣きそうな声で聞いて来たことがあったわね?『どうして私は、指輪無しじゃ魔法が使えないの?』って」
「うん」
「それはね、私が人間の貴方を魔界に連れて来たからよ」
「どうして…そんなことしたの?」
「…私、昔はよく人間の変装をして、人間界に行くことにハマってよく人間界に遊びに行ってたの。そこで、貴方の本当のお母さんと知り合って、とても仲が良くなったの。でもね、ある日種族を隠して人間と過ごして居るのがお父さんに見つかってね…ものすっごい怒られてからは、人間界には行かなくなってたんだけどね?連絡だけは取り合ってたの。その時にあの子に『私は、もう時間がない。しかも、この子にはパパも居ない。だから、この子のことを預かって欲しい』って頼まれたの。それで私も丁度結婚してたし、丁度良いってパパと話し合ってコマリを娘として育てた…これが真実なの」
「そう、だったんだ…」
「そう。そこからパパは魔王様の元で下僕として出世して帰って来なくなったわ。コマリには寂しい思いを沢山させちゃったわね、ごめんね…コマリ」
「ううん、お兄ちゃん達がいつもそばに居たから寂しくはなかったよ」
「じゃあ、改めてお兄ちゃん達には感謝しないとね」
「そうだね」
「そうよー?ちゃんと、お礼も言っておかないと!後悔したって遅いんだから」
お母さんの含みのある言い方に違和感を感じていると、神妙な面持ちのお兄ちゃん達が隣の部屋からやって来た。
「なあ、コマリ…」
「…?何?フユトお兄ちゃん」
「コマリはもし、人間界で暮らしてみないか?って誘われたらどうする?」
「なあ、コマリ…」
「何?」
「コマリ!僕はフラれても諦めないからね♪」
フユトお兄ちゃんが私に声をかけるもハルキお兄ちゃんに遮られる。
「えー!ハルキ兄さん、コマリに告白してたの?」
「うん、コマリが小学生の時にね」
「ふーん…抜け駆けはしないってルールだったのに、破ってたんだ?」
「でも、みんな破ってるでしょ?」
「…そうだけど」
「まぁまぁ、これからはお互い本気で行こうよってことで!とりあえず、一件落着だね♪」
こうして私は中学を卒業して、遂に高校生になった。
「ハルキお兄ちゃん、おはよう」
「おはよう、コマリ」
私が高校生になってから、ハルキお兄ちゃんは自分の箒で送り迎えをしてくれている。
「じゃ、いってきます」
「コマリ」
「ん?」
おいでと手招きされ、ハルキお兄ちゃんの元へ向かうと、ハルキお兄ちゃんは私を抱きしめた。
「ハルキお兄ちゃん!?」
「あぁ、コマリと離れるのは寂しいな…お兄ちゃんも一緒に行っちゃダメ?かな?」
「ダメに決まってるでしょ!?」
「ウソウソ、分かってるよ。ほら、早く行かないと時間になるよ…いってらっしゃい、コマリ」
なんでヒナと別れたら、ハルキお兄ちゃん達は今まで以上に過保護になったんだろう?
お兄ちゃん達の急な変化に戸惑いつつ、私は日常を過ごして居た。
高校生活にも慣れた高2の春、私はとんでもない事実を告げられた。
「コマリ、ちょっと良い?」
「何?」
学校から帰った所でお母さんに声をかけられ、私は自室に行こうとしていた足を止めて、居間に居るお母さんの元へと向かった。
「コマリももう高校生なんだし、真実を教えても良いかな?ってお母さん、思ったの。だから、話すわね?」
「…?」
「コマリ、貴方はね…ウチの子じゃないの。血が繋がってないのよ…本当は人間界で生きるはずだった子なのよ」
「…え?なんかの冗談だよね?」
「嘘じゃないわ、貴方は人間で私があげた指輪無しでは魔法は使えない」
私は、ずっと疑問に思っていた。
どうして他の人達は指輪が無いのに魔法が使えて、箒に乗って移動までしているのにどうして私は、指輪無しじゃ魔法が使えないの?と…
「昔、貴方はお母さんに泣きそうな声で聞いて来たことがあったわね?『どうして私は、指輪無しじゃ魔法が使えないの?』って」
「うん」
「それはね、私が人間の貴方を魔界に連れて来たからよ」
「どうして…そんなことしたの?」
「…私、昔はよく人間の変装をして、人間界に行くことにハマってよく人間界に遊びに行ってたの。そこで、貴方の本当のお母さんと知り合って、とても仲が良くなったの。でもね、ある日種族を隠して人間と過ごして居るのがお父さんに見つかってね…ものすっごい怒られてからは、人間界には行かなくなってたんだけどね?連絡だけは取り合ってたの。その時にあの子に『私は、もう時間がない。しかも、この子にはパパも居ない。だから、この子のことを預かって欲しい』って頼まれたの。それで私も丁度結婚してたし、丁度良いってパパと話し合ってコマリを娘として育てた…これが真実なの」
「そう、だったんだ…」
「そう。そこからパパは魔王様の元で下僕として出世して帰って来なくなったわ。コマリには寂しい思いを沢山させちゃったわね、ごめんね…コマリ」
「ううん、お兄ちゃん達がいつもそばに居たから寂しくはなかったよ」
「じゃあ、改めてお兄ちゃん達には感謝しないとね」
「そうだね」
「そうよー?ちゃんと、お礼も言っておかないと!後悔したって遅いんだから」
お母さんの含みのある言い方に違和感を感じていると、神妙な面持ちのお兄ちゃん達が隣の部屋からやって来た。
「なあ、コマリ…」
「…?何?フユトお兄ちゃん」
「コマリはもし、人間界で暮らしてみないか?って誘われたらどうする?」


