この恋、予定外すぎて困ってます




「晴人くんは私が病院連れてくから、涼は学校行きなさい」



お母さんの言葉に、私はただ「はい…」と返事した。

…本当は、行きたくなかった。 先輩のそばにいたかった。
でも、言えなかった。

制服に着替えて、 いつも通りの時間に家を出る。
でも、心は全然“いつも通り”じゃなかった。


学校に着いても、 教室に入っても、 授業が始まっても、
ずっと、先輩のことばかり考えてた。

熱、下がったかな。
ちゃんと水飲んでるかな。
薬、効いてるかな。

…私が、あんなこと言ったから。
私が、泣いてばかりだったから。
先輩は、優しすぎる。 だから、無理しちゃう。


昼休み。
ぼーっとしてたら、 教室のドアが開いて、



「柴崎さん、ちょっと話さない?」



…え?

大智先輩。