この恋、予定外すぎて困ってます


***



その日の放課後。
なぜか体育館裏に呼ばれた。

行くと、そこには先輩女子たちが数人。
空気が、冷たい。



「昼、晴人と喋ってんの見たけど、どういう関係?」


「1年が晴人にちょっかいかけんじゃねーよ」



そう言われて、肩を押された。

壁に背中を打つ。
痛みよりも、心がぎゅっと縮こまる。


あー……やっぱり先輩に関わるとろくなことがない。



「晴人のこと何も知らないくせに」



その言葉が、鋭く突き刺さる。

…知らない。
ただの同居人。
一緒に暮らしてるだけ。
それ以上でも、それ以下でもないし。



「次晴人の近くにいたらただじゃおかねーから、ブス」



最後の言葉が、冷たく吐き捨てられて、先輩女子たちは去っていった。
私は、その場に立ち尽くしたまま、 何も言えなかった。